Browsing by Autor "Hiroyoshi Fukui"
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Item type: Item , A case of intussucception caused by a jejunal tumor in a patient in the initial stage of hemodialysis.(Japanese Society for Dialysis Therapy, 1997) T Miyamoto; Kiyoshi Matsuoka; Kenji Arizono; Keiko Hayano; Hiroyoshi Fukui; Atsuko Kugiyama; Kuniharu Kuwahara症例は44歳, 男性. 1996年1月, 全身倦怠感, 体重減少を訴え, 内科受診. 高度の貧血, Cr値の上昇を認め, 当科紹介入院となった. 入院1か月後, 下血を認めたため消化管の精査を行ったが, 出血源は確認できず外来経過観察となった. 6月全身倦怠感, 食思不振, 間歇的な上腹部痛を訴え再入院となった. 入院時, Cr10mg/dl, BUN165mg/dlと腎不全が進行しており血液透析に導入した. 便潜血陽性で, Hb3g/dl, Ht12%と高度の貧血を呈していた. 小腸透視にて径約3cmの腫瘍病変が認められた. 造影後, 2日目より持続的な上腹部痛が出現, 腹部CTを施行したところ口側の拡張した空腸に続いて外筒に陥入した内筒からなる浮腫状の腸管の拡張を認めた. 小腸透視と腹部CTの所見より小腸腫瘍による腸重積と診断し開腹手術を施行した. トライツ靱帯より約60cmの部位に約40cm程度の空腸一空腸重積を認め, 整復すると先進部に漿膜浸潤を有する鶏卵大の腫瘍を触れ, これを含めて約90cmの空腸切除, 腸間膜のリンパ節の郭清を行った. 切除標本では3cm×3cmの腫瘍を認めた. 病理組織学的には分化型腺癌であった. 小腸腫瘍は稀な疾患で診断は非常に困難であるが, 出血源不明である消化管出血と高度な貧血を伴った腎不全患者においては小腸の腫瘍も念頭において十分な消化管の精査をしなければならないと思われた.Item type: Item , Long-term outcome of auto-saphenous vein graft for hemodialysis blood access.(Japanese Society for Dialysis Therapy, 1998) T Miyamoto; Kiyoshi Matsuoka; Takako Mabuni; Kenji Arizono; Keiko Hayano; Hiroyoshi Fukui; Masashi Ura; Yoshihiro Nakayama; Ryuzou Sakata; Atsuko Kugiyama1989年8月から1997年5月の間に熊本中央病院腎臓科で施行されたブラッドアクセスを目的とした自家静脈移植術39例 (手術回数40回) の原疾患, 開存率, 合併症等について検討した. 年齢は26-84歳 (平均61歳), 原疾患はDM17例, CGN7例, 膠原病4例, その他11例であった. 1997年5月現在, 生存は21例, 死亡は18例. 生存例の開存期間は0-62か月 (平均22か月), 死亡例の開存期間は0-49か月 (平均11か月) である. 原疾患は糖尿病性腎症が最も多かった. 開存率は1年56%, 2年52%, 5年21%であり, 1年以内に死亡した13症例を除く26症例の開存率は1年100%, 2年85%, 5年35%であった. 最長開存例は62か月であった. 症例によっては血管造影を行い, 完全に閉塞する前に狭窄部に対するPTAなどの処置が長期開存のために有効な場合があると考えられた. 人工血管移植例と比べると開存率はやや劣るもののシャント感染などの合併症が少なく, 止血を含めた維持管理が容易である.Item type: Item , Three successfully treated surgical cases of sclerosing encapsulating peritonitis.(Japanese Society for Dialysis Therapy, 1999) Kenji Arizono; Kiyoshi Matsuoka; T Miyamoto; Keiko Hayano; Hiroyoshi Fukui; Hideo Kiyohara; Sadamu Takano; Mitsuhiko Kitaoka; Youichirou Ohtsuka; Atsuko Kugiyama硬化性被嚢性腹膜炎は, CAPD療法における最も重篤な合併症の一つである. 今回, 我々は, 3例の硬化性被嚢性腹膜炎に対し外科治療-癒着剥離術を施行した. 症例1は35歳男性でCAPD歴7年, 腹膜炎5回の既往があり, カテーテル抜去2年後に発症. 症例2は50歳女性でCAPD歴10年, 腹膜炎の既往はなく, カテーテル抜去直後に発症. 症例3は43歳男性でCAPD歴8年, 腹膜炎2回の既往があり, カテーテル抜去4か月後に発症している. この3例に対し, 待機手術下で腸管剥離のみにとどめる外科的処置, 症例2および3については, カテーテル留置による術後の腹腔内洗浄を施行し, 全例で良好な結果を得ている. 従来, 硬化性被嚢性腹膜炎の治療においては, 保存療法が主体で, 一部の症例でステロイドや免疫抑制剤が有効とされているが, 外科治療については, 術後感染, 腸穿孔, 瘻孔形成などの危険性が高く, 困難であると指摘されてきた. しかし, 今回の我々の症例にみられるように, イレウスが遷延化する症例での外科的処置は有効な治療法と考えられた. 硬化性被嚢性腹膜炎の治療戦略の中で貴重な症例と考え報告する.