Kenji ArizonoKiyoshi MatsuokaT MiyamotoKeiko HayanoHiroyoshi FukuiHideo KiyoharaSadamu TakanoMitsuhiko KitaokaYouichirou OhtsukaAtsuko Kugiyama2026-03-222026-03-22199910.4009/jsdt.32.1259https://doi.org/10.4009/jsdt.32.1259https://andeanlibrary.org/handle/123456789/55421Citaciones: 2硬化性被嚢性腹膜炎は, CAPD療法における最も重篤な合併症の一つである. 今回, 我々は, 3例の硬化性被嚢性腹膜炎に対し外科治療-癒着剥離術を施行した. 症例1は35歳男性でCAPD歴7年, 腹膜炎5回の既往があり, カテーテル抜去2年後に発症. 症例2は50歳女性でCAPD歴10年, 腹膜炎の既往はなく, カテーテル抜去直後に発症. 症例3は43歳男性でCAPD歴8年, 腹膜炎2回の既往があり, カテーテル抜去4か月後に発症している. この3例に対し, 待機手術下で腸管剥離のみにとどめる外科的処置, 症例2および3については, カテーテル留置による術後の腹腔内洗浄を施行し, 全例で良好な結果を得ている. 従来, 硬化性被嚢性腹膜炎の治療においては, 保存療法が主体で, 一部の症例でステロイドや免疫抑制剤が有効とされているが, 外科治療については, 術後感染, 腸穿孔, 瘻孔形成などの危険性が高く, 困難であると指摘されてきた. しかし, 今回の我々の症例にみられるように, イレウスが遷延化する症例での外科的処置は有効な治療法と考えられた. 硬化性被嚢性腹膜炎の治療戦略の中で貴重な症例と考え報告する.enPeritonitisMedicineGeneral surgerySurgeryThree successfully treated surgical cases of sclerosing encapsulating peritonitis.article